研究開発
薬物送達プラットフォーム技術
薬物送達プラットフォーム技術は、既存医薬品の有効性、安全性、利便性を高めるものです。既存の治療法がない疾患の新規治療薬を開発するためにも使用されます。Celltrionは皮下注製剤、ADC、多重特性抗体、mRNAなど、パイプライン全体に適用できるさまざまな薬物送達プラットフォーム技術を研究しています。
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mRNA プラットフォーム技術
mRNAは、ヒトの細胞がタンパク質を産生するために使用する遺伝物質です。mRNAプラットフォームは、特定の疾患の予防や治療に必要な特定のたんぱく質を体内で自ら産生できるようにするmRNAを用いた合成技術であり、迅速な製造が可能です。さらに細胞質に作用するため、遺伝子改変の危険性がなく、安全であることが期待されます。
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マイクロバイオーム医薬品
マイクロバイオーム治療薬は微生物を用いて開発されます。すでに体内に存在する微生物を使用するため、副作用が少なくなります。既存の薬剤と併用することで治療効果を最大化し、既存の治療法がない疾患に対しても治療の選択肢を提供できます。
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新薬の開発
ドラックデリバリーの効率と患者さんの利便性を向上させるため、新しい治療薬の開発が進められています。Celltrionは、世界初のインフリキシマブ皮下注製剤の開発に成功しました。患者さんの利便性を高めるため、多くの製剤を継続的に開発しています。